新しい趣味探し

私が最も幸福を覚える時、それは「ウワーーッ、これは滅茶苦茶イイな!!」「これは最強だな!!」と思った瞬間である。具体的に今までの例を挙げると

  • Children Of Bodomの4thアルバムや8thアルバムを初めて通しで聴いた時
  • 初めてLOUD PARKに行ってアリーナに入った時
  • アニメ版ヒカルの碁のED曲が本編の終わりかけから流れ始めた時
  • 動物戦隊ジュウオウジャーの6人が全員一斉に変身した時
  • 鹿児島に帰省して、高温多湿で日差しが強く南国を感じた時
  • 往路がサンライズ瀬戸で復路は羽田空港に帰ってくる旅を計画している時
  • 飼っていた文鳥が手や足、腹の上で饅頭化して寝ていた時

ちなみに、2番目に幸福を覚えるのは「やることを終え、快適な空間で横になっているとき」である。

他には「仕事がうまく行った」「飯がうまい」「月や夕焼けが美しい」などでも幸福を感じるが、やはり「ウワーーッ滅茶苦茶最強だな」には及ばない。

趣味のやる気、なし

昨年、仕事を納める前まで「ここしばらくは、ほとんど趣味的活動をしていない。仕事で疲れているからか、それともデザイナーという仕事で既に制作欲を発散し切ってしまっているのか」と感じていた。

そんな中で年末年始休暇を過ごしたが、休みの日がしばらく続いてもさっぱり何かやろうという気にならない。疲れは取れ、制作欲も発散されていない状況のはずだが、一枚も絵は描いていないし、音楽探索もしていなければ、オタク向けコンテンツにも着手していない。ブログ記事は書き、新しい旅行計画も考え始めているのだが、どうも不完全燃焼感が否めない。休暇に入る前に「デザインフェスタにでも出すか」と考えたが、すぐにモチベーションは下がってしまい、休暇だというのに全く着手されなかった。

で、これらを表にしてみると以下のようになる。

やりたいことやってる or やってないやることで得られるメリット本当にやりたい?
旅行やってる経験値増える・話のネタやりたい
ブログ執筆やってる人生の記録が残る気分次第
音楽探索やってない最高感情が出る・生きがい今は気が乗らない
オタク活動やってない最高感情が出る・話のネタやりたくない
作品制作やってない自己満足・仕事に繋がる今は気が乗らない

旅行は経験値や話のネタとして優秀なのだが、なんとなく受け身感があり(決して受身な活動ではないはずだが、ゼロから作る作品制作と比べると、既設のルートで既存の観光地に行くことは受身だと感じる)「最高活動をした」感が薄いように感じる。ブログ記事は、やったことや考えたことを随時書くので、能動的営為ではあるが「表現」というよりは「記録」みたいな感じがある。オタク活動は、比較的「ウワーッ滅茶苦茶いいな」を得やすいのだが、当たり外れが大きいのと、そもそも興味が湧かなくなったので既に数年単位でしていない。作品制作は「やりたくて、できて、やるとメリットのあること」なのだが、ボリュームが重すぎるのかなんなのかさっぱり手に付かない。軽めの絵なら数時間で描けるのだが、それもやらない。「とにかく描いてみよう」と描き始めたものの途中で止まっている絵がある。

「滅茶苦茶いいな」を増やしたい

というわけで、先ほどの表を改造し、思い付いた活動を追加していって、新たなる「滅茶苦茶いいな」の種を探そうと思う。

やりたいこと経験の有無印象・懸念事項やることで得られるメリット本当にやりたい?
将棋楽しいが時間がかかりすぎるただただ楽しい時間が無限にあるなら
ポケモン対戦有+もうたくさんやったからいいかな楽しい時もあるもうしなくていい
ヨガ・ストレッチ続かなそう健康に良いやりたくない
乱読電車で図書館に行く手間あり知識が増えるやりたくない
バードウォッチングありえる鳥が見られる・知識が増える今は気が乗らない
書道有+賃貸で墨汁を使いにくいため、どこかに通う必要あり作品制作と同じ効果今は気が乗らない
楽器演奏そこそこ楽しいが続かなかったやりたくない
作曲有-難しくて続かなかったやりたくない
コレクション収集あまり物は増やしたくないやりたくない
鉄道ファン活動ありえる知識が増えるやりたい
歴史の勉強ありえる知識が増えるやりたい
語学の勉強使う場がなければすぐ忘れるいざという時役立つ今は気が乗らない
資格取得ありえる仕事に役立つ今は気が乗らない
動画制作技術的にはできるが作りたいテーマがない仕事に役立つ・副収入になる可能性今は気が乗らない

そういうわけで、「鉄道ファン活動」と「歴史の勉強」がやりたいので、やろうと思う。

鉄道ファン活動

東急東横線の渋谷駅の発車メロディがかっこよくて、そこから発車メロディを注意深く聴くようになった。その後、京葉線は発車メロディがかっこいいのが多く、更に車窓からの風景も良いことに気づき「好きな路線」という概念が生まれる。しばらく経って熱海旅行に行く際に「サフィール踊り子」に乗り、車内メロディの美しさに衝撃を受け、乗り心地のよさにも楽しみを感じた…というのが、私が鉄道に興味を持つまでの流れである。

そういうわけで、鉄道ファン活動についてググってみたのだが、なんとなく「後でいいかなあ」となってしまった。鉄道界隈は、何もしなくても新規参入者が多いためか、常時人手不足のメタル界隈とは違ってわざわざ新参を歓迎する準備はされていない印象を受けた。

また、自分と親和性がある活動としては、鉄道の絵を描く「描き鉄」活動がある。参考として、描き鉄活動をしている人の絵をいくらか見ていたが、具体的に自分がどういう絵を描くと面白みがあるか想像していたら「今は気が乗らない」になってしまった。

「そんなことはない、今すぐ鉄オタになるべきだ」ということはないので、今回は見送ることにする。

歴史の勉強

歴史と言ってもいろいろな歴史があるが、とりあえず今回は王道の「日本史」をやることにした。世界史でもよかったが、日本人なんだから日本の歴史を分かった上で世界史をやる方が面白みがあるのではないかと感じたためだ。

日本史や世界史は、「ちゃんと勉強すれば絶対に面白い」とは思っていたものの、なんとなくやらないまま来ていた。中学の範囲までは授業をちゃんと受けたが、高校は偏差値がない通信制高校で殆ど中学のやり直しで、大学受験もしなかったため、予備知識はあまりない。純粋な趣味としてやる分には、これはネタバレ回避的な意味で良い状態だと思う。

高校の授業で、室町時代に楠木正成・後鳥羽上皇・足利尊氏の、漢の友情だか裏切りだかの物語を教師から聞いた気がしていて、ここの話をもっと詳しく知りたいという感情が10年ぐらい経ってようやく実行されたような感じにもなっていたりする。それから2ちゃんの歴史スレで話している内容が楽しそう、というのも動機の大きなウエイトを占めているように思う。

何から調べればいいのかググると、「とりあえずこれを買っておけば間違いない、これを読んだ後は興味の赴くままに好きなものを調べなさい」と言われている王道の本…高校の日本史Bの教科書が出てきたので、とりあえずそれを買って読み始めている。

義務教育で馴染みがあり、既に趣味にしている人たちの楽しそうな様子が見えて、始めるなら何をどうすればいいのか明確になっているので、「日本史」というコンテンツは新参に非常に優しいと思う。