FtX無性(Xジェンダー・ノンバイナリー)の先行事例として体験談を書いていきます

(注)この記事自体は決意表明みたいなもので、体験談的な話はあまりありません。

先日、とあるきっかけで「男女どちらかの性に完全には分けられない人へのアンケート(日本用)」に回答した。

回答する中で、日頃どんなことに困っているか聞かれたので、ああだこうだと書いたのだが…書き出してみることで、それら社会的不都合の起きる最も大きな原因は、あまりにもXジェンダーやノンバイナリーについての情報が少ないことなのだと改めて気付いた。

「何でこんなに少ないんですかねぇ、やはり日本は男女二元論でダメですねぇ」などとブー垂れたって、事態は何も良くならない。日本には日本の良さがあるんや。私は寿司が大好物なんだから、愛する日本を見捨てちゃダメだわな。

そんなわけで、私がまず当事者として先行事例になり、体験談を書き残すことが、Xジェンダーの情報を増やすのには役に立つだろうと思い至った。

私の「人生に怯える時期」は既に過ぎ去り、もう自分がLGBTQ+だと全世界にバレても死にはしないし職にもあぶれないという安心感があるが、これは年齢とともに社会経験や職歴を積んだ為である。大学生以下にはそういう安心はできないだろうから、昔の私のような無駄に苦しんでいる人間が、先行事例を見ることで少しでも物事を判断しやすくなれば良いと思う。

先行事例が一つもないと、壁や疑問にぶつかる度に毎回社会的リスクを負って試行錯誤することを強いられる。これはロールモデルがいないことによる無駄な(金にならないという意味。人生の糧にはなる)苦労なのである。

あくまで私一人の個人的な体験談であるから、Xジェンダー全員の参考にはならないだろう。しかしそれで良い。これから少しずつ情報が増えていく中で、平凡な1つの記事として肥やしになるのが大事だ。

だから「FtX無性・ryoma169の体験談」は、この個人ブログに書くことにする。ここならば、仕事から切り離して本当の事を書くことができるからだ。こういう話は、耳障りがよくたって意味が無い。事実を曲げずに恐れず書くことが何より大事だ。

そして、いくら質の良い記事が書けても、これに関しては検索に引っかかって当事者に届かなければ仕方ない。このブログの他の記事(チルボドガー!哲学ガー!)とは、そこが全く異なる。だから、チルボドガー、仏教ガーと喚く時はSEOは完全無視のままで行くのだが、FtX体験談に限っては、検索にかかる事を意図して言葉を選び書いていくつもりだ。

そういうわけなので、新カテゴリ「FtX無性の暮らし」を作りますた。そんなに高頻度ではないですが、このカテゴリにはXジェンダー無性としての暮らしぶりや、体験談などを書いていこうと思います。

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