無題(詩)

…透き通った未知を漂う

半透明の のっぺらぼう

鰯の群れはいつも正しい

美しい網に騙されないよ

銀色のナイフが突き進む

「不透明度100になれば

きみにも わかるかな」

タンパク質の底から差す

最後の光を遮らぬように

半透明を 保ち続ける…