幸せと挫折について

挫折。人はなぜ挫折をするのか?挫折とは何か?

これはしばらく考えてきたテーマでした。ようやく一つの見解が出たので記事にしようと書き始めたら、幸せ というテーマも関わっていたので、一つの記事にまとめます。

挫折は、その対象と、自分の才能や運によって起こるものかと考えていた。

しかし実際よく分解して見れば、挫折とは、その人の持つさまざまな価値観が関わって下される、あくまで一つの決定なのではないかと考えられた。挫折とは挫折・失敗である前に、価値観上の選択だ。

価値観上の選択。なぜ選ぶのか?どのように選ぶのか?

…それは自分が幸せになるためだ。自分の感覚、という意味で、幸せというよりもHappyの方が合っていそうだが。

よく言われる、夢を叶えるとか、結婚するとか、そういう要素を満たすためではなく、全体の方向として。自分の幸せ・「俺はこれがHappyなんだ」に向かうため、道を選んでいく。

自らの価値観によって選ばれた道。その入口には「挫折」「失敗」と看板が立っているかもしれないが、方向としては自分の幸せに通じている、ということだ。

例えば、夢を挫折。

以前まで自分は、「諦めることの意味が分からない、諦めたら死ぬのと同じじゃないか」と思っていたが…人生は様々な価値観が絡み合ってできている。「夢を諦めるか、諦めないか」の横に、「ちゃんと稼いで一人暮らしする」とか「恋人と一緒にいる」とか「家族を安心させる」とか、色々な価値がゴロゴロ転がっている。

そのいくつもの価値の中には、誘惑や妥協も紛れているだろうが、自分にとって「夢」と同等以上に大事な価値があるかもしれない。それを見定めるのが、自分の価値観だ。

どちらが重要か、切り捨てられないものか、自分で選んだ結果が、たまたま他人からは挫折と言われる方かもしれない。ただ、他人からどう言われようと、その道は自分の選んだ、自分の幸せへの道だ。背に腹は代えられないこともあるし、価値観は人それぞれなのである。

2年前の自分なら絶対書かない文章を書いたと思います。当時の自分に言わせれば、今の自分は醜い。自分は、自分の幸せという価値に負けました。負けました、と簡単に認めるところもまた醜い。数年でこんなに醜くなるなんて思わなかった。でも気分は2年前の100倍楽です。楽。やっぱり醜いね。