哲学者だが哲学学者ではない

自分の考えていることや考え方が、哲学の分野としてはどれなのか?どの立場なのか?ということを調べていた。どうやら、色々なところを跨っているボンヤリとした広がりのようだ。

そもそも私は、「哲学のようなこと」を日常的に考えてはいるが、哲学を真剣に学ぼうとか、哲学者になろうとは考えていない。自分の脳が考えたがるから…または、考えないといけないと思っているから、もしくは、考えることになっているから…考えているだけだ。学問として、もっと良い考えに近付こうとか、新しい考えを作ろうとか、そういう意識はない。

私の考え事は、哲学という学問とは違う「哲学のようなこと」なのだろう。これは別に良い事でも悪い事でもない。ただ、そうだというだけだ。

生きることの不快感や存在の理不尽さ、耳から入ってきて脳へ、そこから気分をゆさぶるものたち…そういう「世界の毒」(たぶん、地球外生命にとっての酸素のような毒だ)。刺さった毒針を抜くのは、このような考え事ではない、と何となく思う。たぶん、食べたり寝たり遊んだり、そういう醜いというか、生々しいことをしていくと…すなわち「そんなことは忘れて」いくと、いつのまに抜け落ちているのかなあ、と思う。