オタク的感覚

コミュニケーションのために「オタクっぽい」アニメを見るのとは違う。何にしろオタク気質というか、好きな対象への純粋な愛情について。

その愛情や、オタクな行動のすべての源は「かっこいいなあ」「きれいだなあ」とかの、感動、までは行かないことがあっても、「わぁ…」だと思う。

そのビビビ、とかジワー、と来る感覚に、自分自身の存在はない。とにかく相手、対象に対してうっとりする、損得や理屈のない純粋な感覚だ。

二次元のキャラも、三次元のモノも、三次元の人もこの愛情の対象になる。萌えキャラ、鉄道、ロックスター…など

オタクな人…オタク行動をする人というのは、つまり、こういう一方的で純粋な「好き」が大人になってもある人なんだろう。園児の時にヒーローに憧れて玩具を買ってもらい、絵に描いていた感覚が無くならない人種なんだろう。

世の中には、そういう「だーいすき!」を忘れていて、それが自分にどんな得になるか?という基準で好き嫌いを決める人もいる。二次元キャラなんて会えないじゃん!アーティストと付き合えると思ってんの?とか言う人種である。そして彼らは、オタクの「なんて、かっこいいんだ… …!」を理解できないし、中には不快に感じる者もいるらしい。

具体的には、ライブを見るときもそう。かっこいい!!サイコーだ!!…おわり。なんの得もない。ファンアート描いてもべつに何か奢ってもらえるわけないし、レビューしたからって次回作を貰えるわけもない。しかし、得をするためにしていることではないので、全く問題ないのだ。オタクっていいですね。

なんでこの記事書く気になったかというと。さっき、女性向けアダルト動画、というのを発見したのでその中のカテゴリを見てみたのだ。そしたら、○○されたい、○○されたい…と並んでいて、それを見て何故か不快感を覚えてしまった。その理由を考えていたらこの記事の内容に辿りついたのだ。