Children Of Bodom「I Worship Chaos」レビューなど

レビュー「など」っていうのは、まず普通にレビューして、その次にファンとして思ったことを書きます。

I Worship Chaos

(2015) – Children Of Bodom

点数つけるなら: 85/100 点つけるの難しいですね。

曲目リスト(★は特にオススメ)

  1. IHurt
  2. My Bodom (I Am The Only One)
  3. Morrigan
  4. Horns
  5. Prayer For The Affricted
  6. I Worship Chaos
  7. Hold Your Tongue
  8. Suicide Bomber
  9. All For Nothing
  10. Widdershins
  11. Mistress Of Taboo(カバー/ボートラ)
  12. Danger Zone(カバー/ボートラ)
  13. Black Winter Day(カバー/ボートラ)
  14. Cluel Summer(カバー/ボートラ)

音楽性

ダークでアトモスフェリックな、キラキラメロデス。

いわゆる4thまでの「ボドム節」はポイントにばらまかれている。「突っ走る」より「聴かせる」趣きの作品。

聴きどころ

メロディやリフの質は高いが即効性は高くないスルメ盤。速い曲と遅い曲のメリハリが強く、どの曲にも特徴があり、曲順もバランスよく、一枚飽きずに聴くことが出来る。

今までのCOBには見られなかった特徴がいくつか見られる。一つめは、ギターやキーボードのソロが無い曲の存在。二つめは、ギターを「泣かせる」弾き方の導入。

また今作ではリードギターとリズムギター両方をアレキシが弾いている。更にチューニングをいつものドロップCからドロップBにしていて暗めだったり、歌詞が全部ブックレットに載ってたり…と、色々(COBの中で)珍しい・新しい作品。

お気に入りの曲

  • Horns

この曲を今作のキラーチューンに挙げる人は多いはず。ブラストビートから疾走リフに突っ込みキーボードが被さってくる、熱い展開。あと歌詞がかなりかっこいい。

  • Widdershins

アルバムの最後を飾るに相応しい曲。なんというかエンディング感がちゃんとある。3rd以前のボドムっぽさが強い。

まとめ

4thまでのCOBが聴きたい人には向かないが、アルバム単品としての質は高い。

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ヘイトクルー的感想

disk unionで予約して、9/29の夜に聴けました。

方向性について

実は8thが出てしばらくして、自分は「もしかしたらボドムはファンの求める事をやるスタイルになったのか?」「中堅としては間違ってはないか…」などと思っていた。しかし今作でその想像は間違っていたと気付かされた。アレキシたちは本人の言う通り「スポンテニアスに」やっていた。正直、ここまで新鮮な作品を出してくるとは(失礼ながら)思っていなかった。ボドムを見る目は「初期みたいなかっこいい曲書いてほしい!」から「新しい境地をどんどん作っていってほしい!」へ変わった。次回作も楽しみ!

所感

5.Prayer For The Affrictedでの「泣きのギター」や9.All For Nothingでのギターとキーボードの「掛け合い」(←バトルじゃない)はとてもインパクトがあった。この2曲はスローテンポだが非常に印象に残る良い曲だと感じた。

2.My Bodomは最初に一周した時最も気に入った曲。どことなく6thのHellhounds~を彷彿とさせる尖った曲。前半のリフがワイルドな感じで好き。あとこの曲のキーボードソロ録音中のヤンネ手元動画が見たい。そんなものはない。過去最高のなめらかさで指の動きが凄まじかったに違いないでしょ。ラウパのヤンネかわいかった

4.Hornsをはじめ今作は歌詞がかっこいい。歌詞を読みながら聴くとかっこよさが増すという嬉しい現象が起こる。ライブで叫べと言わんばかりの箇所も多いし、写真もいいし、何故か全曲載ってるし、今作のブックレットは読んで得する。

10.Widdershinsの1:24~始まる静かなパート→コーラス、のところが好き。終わる感ある。この曲はソロ、ユニゾン、ソロバトル揃っていておいしい。(だんだん書き方が雑になってきた)

何気にアルバムのイントロとアウトロを対応させるやり方は初めてですね。あと今作はキーボードとドラムの安定感すごくないですか?ていうかヤンネは1stから順番にどんどん上手くなってるよね。ヤンネヤンネ ヘイトクルーもチルボドがダイスキデス

う~ん、とりあえずこのへんで終いにします。ではでは 読んでくれてありがとうございました。