ポケモンのプラチナ版を初クリア(殿堂入り)したので、その感想を書いておこうと思う。
恥ずかしながらダイヤモンド・パール・プラチナのシンオウ三作はどれも未クリアだった。中学生当時買って始めはしたが途中で投げた。しかし、いちポケモンファンとしてこのシンオウのストーリーを知らないのは宜しくないと思い、改めてプラチナに取り掛かることにした。(ダイパはモッサリすぎてクリアまで耐えられる自信がなかった。)
感想
- 全体としては、やりがいのある良作だった。登場人物のキャラクター・セリフも良く、感情移入して楽しむことができた。出てくるポケモンの種類も多く、ストーリーも主人公VS悪の組織と分かりやすい。「ポケモンらしい」王道な作品といえるだろう。
- UI面については7年前のゲームなのでざっくりと。バッグがかなり不便。手持ちポケモン画面やポケッチアプリの点でも、総じて下画面が勿体ない。
- 難易度について。自分のパーティ編成によるところも大きいが、今までやったポケモンシリーズ(ダイパ以外全ての本編)で一番高かった。特に終盤からはボストレーナーのポケモンの攻撃範囲が広く、タイプ耐性でやりくりする6匹旅パには厳しかった。レベル差がどんどん開いていく四天王戦はそのきわみで、シロナのガブリアスとのレベル差は9~12。毎ターンよく考えてもっとも勝率の高い手を打ち、それでも運に勝敗を左右されるギリギリの戦いだった。
旅パの紹介
クリア時の状態
シャッタ(ドダイトス) ♂ Lv.50 しんりょく まじめ
@やわらかいすな じしん/かみくだく/いあいぎり/ロッククライム
マーシャル(レントラー) ♂ Lv.52 いかく なまいき
@じしゃく スパーク/かみくだく/かいりき/にらみつける
ルナ(クロバット) ♂ Lv.52 せいしんりょく きまぐれ
@おうじゃのしるし エアスラッシュ/かみつく/そらをとぶ/きりばらい
エンジン(ギャロップ) ♀ Lv.50 にげあし おとなしい
@するどいキバ かえんぐるま/ひのこ/ふみつけ/だいもんじ
ブルドーザ(ミミロップ) ♂ Lv.51 ぶきよう ひかえめ
@もちものなし おんがえし/でんこうせっか/とびげり/いわくだき
アルビン(ドククラゲ) ♂ Lv.53 ヘドロえき ようき
@しずくプレート なみのり/たきのぼり/ハイドロポンプ/どくづき
いわゆる「秘伝要員」を用いない、6匹フル戦闘員かつ秘伝技を持たせた編成。学習装置の弱い第五世代以前・特に秘伝技が多い今作では難易度が高くなる。ごらんの通り非厳選。
ニックネームの由来
なんとなく、機械に関係あるNNをつけた。
シャッタ
カメ→カメラ→シャッター→シャッ太
マーシャル
ライオン→雷音→アンプ→マーシャル
ルナ
人類初の月調査機「ルナ」暗闇の中を探すという図鑑説明から連想
エンジン
足が速いという図鑑説明から連想×炎陣、炎神
ブルドーザ
ミミロル→ロール(巻くもの)→キャタピラ&かわいいイメージとギャップ→ブルドーザー
アルビン
米軍の深海潜水艇「アルビン」頭の赤いやつが目のように見えるので、赤目のイメージがあるアルビノと似ている音
個性、自覚など
運が絡んだことが無かった気がする。えらい。適当に繰り出した次の瞬間氷の牙で死ぬのはお家芸。
レントラーに進化した瞬間自覚あるイケメンとなった。それまでは芸人だった。高火力高耐久で威嚇なMVP。こいつの威嚇がなかったらクリアは相当厳しかった。
そらをとぶの命中が体感7割。他ROMの旅個体とは明らかに違う。ただ「ここでやらかしたら全滅」という場面(特に四天王戦)ではしっかりしていた。
自覚の塊。偉い。流石紅一点。でも終盤は火力不足の紙耐久。アカギ戦の前だけなぜか調子が悪かった。あと炎技の火傷は全く引かない。
混乱や麻痺をよく引くドジっ娘(男の娘設定ができた経緯は最後に)。でも割と耐久があり、飛び蹴りも外したことがない。まあえらい。
入ったのが中終盤で比較しにくいが安定感あった。ミリ耐えを多くした気がする。チャンピオンロードを洗い流すことで先輩達を鍛えた、ありがた~い存在。
✓ なんだかんだで「めのまえが まっくら」には一度もならなかったので、みんな頑張った。
今作で好きな曲
- 戦闘!ギラティナ
イントロ~前半が最高にクール。高音と低音の対比。音数が少ないところがかえって重厚感、緊張感たっぷりでゾクゾクする。不気味で、サイバーで、寂しくて、切なくて、、、ゴースト/ドラゴンタイプ、破れた世界の唯一の住人、という雰囲気がよく表れている。半分はこの曲でギラティナが好きになった。
- コトブキシティ(夜)
優しく落ち着いた雰囲気の曲。うしろの管楽器がいい。
今作で好きになったキャラクター
- ギラティナ…初登場時の演出がかっこよかった。オリジンフォルムがかわいい。
- アカギ…今作の絶対的な悪役だが、その計画の裏にある悲しみにはとても共感した。もし自分が主人公だったら、彼の話をもっと聞き出していただろう。まあそれでも関わりたくはないし計画は阻止するだろうが。脳内CVは渋い藤原啓治だった。
- デンジ…こっちは友達になりたい。ひょうひょうとしてる人は何となく後をついて行きたくなる。
- スモモ…天才と言われてるが、不器用な努力家でもあるよね。
その他エピソード
- チャンピオンロードはじめ洞窟でレベル上げをしたのでB努力値ばかり貯まった。
- 難易度が高かったので、いつもは使わないげんきのかたまりやスペシャルガードを初めて使った。
- 物理の強敵に対して、マーシャルで威嚇を入れ→ルナに交替して地震をすかし→ルナに地震は来ないのでマーシャルを出し更に威嚇を入れる、これを繰り返す主人公とは思えない陰湿戦法「マーシャルナ」は3回ぐらい使った。
- アルビン(当時メノクラゲ)を捕まえる戦闘中、ブルドーザに「まきつく」をしてきたので「ああ、やっぱりブルドーザかわいいんだな…」と思った。捕まえたアルビンの性格はようきだった。男の娘もイケるチャラ男というイメージになった。
超ポケダンの発売日までに終わらせたかったが、発売日にクリア。セーフってことで。