予約していたNintendo Switch2が届き、配偶者がマリオカートやひみつ展をやっている。マリカーはそれなりに面白いが、それだけでは物足りず他のゲームもやりたいようで、特に新機能であるマウス操作を体験したい欲求があるようだ。
しかしハードウェア発売直後でソフトウェアの選択肢が少なすぎるので、仕方なく「ひみつ展」を買っていた。プレイした結果「すごく面白い」と言っているので良いのだが、これは商売におけるブルーオーシャンの本質を表しているなと思った。
Switch2発売前に「ひみつ展」の紹介映像を見た段階では「こんなゲーム誰が買うんだ」と言っていたのだが、2025/6/7のニンテンドーeショップでは売り上げランキング2位になっている。マウス操作でガッツリ遊びたい人の選択肢が現状これしかないのが一因なのだろう。
「ブルーオーシャン」というと「良いもの」なイメージが強いと思うが(青い綺麗なプライベートビーチの自由なイメージ)、実際にブルーオーシャンの中で商品を探している顧客は「あ〜、やっと見つかった。正直物足りないけど、これしかないみたいだな。じゃあ、これでいいか。」と購買決定しているのである。売る側にとっては「良い」かもしれないが、顧客にとってブルーオーシャンは全然良くないのだ。
マウス操作ができる他のゲーム(選択肢)が増えていくこと、それはニンテンドーeショップが段々レッドオーシャンになっていくことを意味する。しかし顧客にとってはレッドオーシャンの方が選択肢が多いし、競争によってセールなども発生するので「良い」のである。