Darkest Hour-Undoing Ruin再現ライブ@ケルン(MoreCoreFest)

ケルン旅の目的のひとつ、Darkest Hourの4th再現ライブの感想記事。

このアルバム「Undoing Ruin」は彼らの作品の中でも一、二を争う傑作(争ってるのは個人的に5thと7th)なので聴いてみてほしい。

海外のライブハウスはもちろん行ったことがなかったので、おそるおそるだったが、箱の中に入った瞬間「空気」が日本のライブハウスと同じで「あ、大丈夫だ!」と安心してしまった。

客の雰囲気も、見た目はロン毛やタトゥー、ピアスが日本よりずっと多いが、バンTを着てヘドバンしてるのは同じ。

行く前はかなり警戒していたが、終始危険は感じなかった。

防音ではない建物らしい上にドアが開け放たれていて、思いっきり爆音が外まで聞こえてたが、ここではあまり騒音がああだこうだ言われないんだろうか。近くにアパートかオフィス的なのあるんですけど。

タイムテーブル。ドアにガムテープで貼ってあるw

ライブハウスの敷地内、建物の外(庭的なとこがある)では、パンやソーセージやピザ?を売っていた。屋台で焼きたて。テーブルも並べてあって、建物内のドリンクコーナーと合わせてビアガーデンみたいになってたw

物販も二箇所あったが、Darkest Hourのは売り切れたのか元からないのか、見つけられなかった。聞けばあったのかな…?あ、これちょっと後悔。

PAのところはカーテンでゆるく区切られていて、アーティスト出入り口もステージ脇にカーテンだったw適当w

客の人数は多分400くらい?で、日本人はたぶん私一人だった。

ボサッと突っ立ってたら、Arch Enemyのシャツを来た人に話しかけられた。英語ヘタクソなことを伝えたら、丁寧にゆっくり話してくれた。日本から来た、大聖堂を見た、Darkest Hourを見に来た、などなど色々な話ができたし、優しく話しかけてくれて嬉しかったし心強かった。

前置きが長くなったがライブの話。

最前が取りやすいって話は本当で、最前のやや右で見れた。

準備中。

フロントマンでボーカルのJohnはロックスターオーラがあった。他のメンバーはステージ上で長めのサウンドチェックしてたけど、Johnは始まる直前の一瞬に一言だけマイクチェックに出てきた。

ギターのMike×2。ギターのマイクが二人いるバンドw

再現ライブとはいえMCくらい挟むのかなと思ってたが、曲間の「ありがとう!」と「次の曲は…」以外MCがなかった。持ち時間がギリギリ(40分)だったのもあろうが、アルバム再現として個人的に嬉しいやり方だった。

1曲目の「With A Thousand Words~」と4曲目の「Sound The Surrender」が特に好きな曲。それだから一番最初のイントロで泣きそうになった。まぁすぐ笑顔になったので泣くことはなかったが、この1曲目が一番感動に巻き込まれていたのは間違いない。首が痛かった。起きたら筋肉痛にはなってなかったw日本は最前でヘドバンするけど、海外ではあまりしないみたいだった。

ベースのAaron。どーん

2曲目「convalescence」のイントロでベースが「ぶぅん」と低い音を出す瞬間が好きなのだが、それを目の前でやってくれて嬉しかった。

5曲目の「Low」の前後に短いインスト曲の「Pathos」と「Ethos」があるのだが、それは飛ばし。この音源流しながらMCでも良かったけど時間が足りなかったのね。

ドラムのTravisは場所固定として、ツインギターのMike×2とベースのAaronはステージ上をウロウロウロウロよく動いてくれたが、ボーカルのJohnは中央やや左からほとんど動かず、やや右の私の目の前に来てくれたのが一回だったw

John。どーん

どんどん曲が進んでいって、えーもう終わりか!?って感じだったけど、このアルバム自体がちょっとコンセプト的で「アルバム単位」な感じなので、これはこれで良かったかな。

最後の曲「Tranquil」のアウトロでドラムを持ってきて、Travisと二台体制で叩くJohn。レアいな。

屈強なジャーマンメタラーのモッシュはヤバそうと思ったが、最前まで押してくることはなかった。ライブハウスが広いのと、海外の人はアーティストの近くに執着しないらしいのもあって、意外と日本より安全なのかもしれない?

忘れないうちにブログに書きたかったので、トリのDying Fetusはチラ見してからホテルへ。

さらば、エッシグファブリク(って読むんかね?)。

帰り道のことがかなり不安で、電車で酔っ払いが暴れたら…とか、暗がりでヤバイ人に絡まれたら…とか思っていたが、帰りの電車には同じ箱からでてきたメタラーしかいなかった(メタラーの雰囲気がかなり真面目だった…ギャップ?)し、ホテル最寄りからも何事もなく帰ってこれた。よかった。後から気付いたけど、電車の中で飲酒したら罰金40ユーロらしい。

今回のライブは再現ライブ、いつもとは違う特別なセットリストだ。4thアルバムをiPodで聴く度に、この旅の思い出がよみがえるだろう。Darkest Hourが日本に来たら、また絶対見に行こうと思った。素晴らしいライブと、奇跡的な思い出だった!!

右上のこすれちゃったのがボーカルでフロントマンJohnのサイン( ̄▽ ̄;)もったいねー!

右下はリードギターのMike、左上がリズムギターのMike、左中央がドラムのTravis、左下がベースのAaron!メンバーは皆気さくで優しい人たちでした!