私はいわゆるノンバイナリーとかXジェンダーと呼ばれている状態で、性自認が無い。また男性・女性どちらにも恋心を抱いたことがある。よって私は「LGBTQ+」の「B(バイセクシャル)とT(トランスジェンダー)」に該当している(※)。
※ノンバイナリーがトランスジェンダーに含まれるかには諸説あるが、性別適合手術の検討をしたりジェンダークリニックを受診したことはあるので、少なくとも私はトランスジェンダーに近い存在ではある。
生活していて「女性」にマルをつける時には毎回「うへ〜」となるし、婦人科のエリアにいるのは変な気分だ。既に男性と結婚しているのでBに関しては殆ど無効化されているようなものだが、いずれにしても私がLGBTQ+当事者であることは明白である。
LGBTQ+当事者ということでリベラルに見られている気もするが、私の政治的スタンスは「中道右派」ぐらいだ。支持政党は現在は国民民主党だが、現在の国民民主党が存在しない第二次安倍政権〜岸田政権発足あたりまでは、自民党や日本維新の会を支持していた。投票先がそれなりに擁立される地域で過ごしてきたので、「しぶしぶ」立憲民主党に投票したこともない。もし立憲民主党と参政党しか投票先がなければ、かなり悩んだ末、政局的に害の少ない方に入れるだろう。
岸田元首相は就任時に「新しい資本主義」「異次元の少子化対策」などのキーワードを打ち出し、外務省出身ということで理念的にも実務的にもかなり期待していたのだが、残念ながら現在の石破首相に至るまでの間、私の気持ちは自民党からどんどん離れていった。
私は政治や政策にそこまで詳しいわけではないので、あくまで一国民の主観だが、基本的に私が政治に求めることは「外交第一、経済第二」である。経済が右肩下がりでは生活が厳しくなるが、戦争が起きれば生活どころではなくなるからだ。この2つに比べれば、我々LGBTQ+の権利の話が後回しにされるのは致し方ないという感覚である。
選択的夫婦別姓に関しても、日本の家制度に対して「面倒臭い」とは思っているが、変更したら社会にどれだけの影響があるのか分からない(※)ので「判断できない」という感じで、手放しに推進はしていない。
※仕事の都合で別姓にする人だけでなく、ノリで別姓にする人も大量に出てくるはずなので、それが様々な制度や慣習とどう化学反応を起こすのかが不明である。もっと具体的議論が深まれば判断可能になるかもしれない。
天皇制については「せっかく長く続いてるから勿体無いのはわかるけど、いつ辞めるのが良いんだろうね?」ぐらいの感覚だ。天皇家に生まれた人間の人権問題もありつつ、古事記のニニギがクソ野郎なので、そんな奴の子孫を有り難がってもなぁ〜という気持ちが正直ある。スサノオ・オオクニヌシの直系設定ならまだ誇らしいんだが…。女性天皇は中継ぎとしてなら良いが、女系天皇をやったら直系(X染色体)が途切れるので、天皇制をなくすのと大して変わらないと思う。これに関しては私の立場が左右どっちなんだか不明だ。
外国人に関しては、共生はかなり難しいと思っている。差別感情や治安云々というよりも、単に文化圏のバラバラな者が集まったら、そりゃあ何かしら問題は起きるだろうという認識だ。そもそも日本の神道は一神教(=アブラハムの宗教)を否定しているのだ。同じ大和民族同士でさえ「あの人は常識が通じない」などと言うのだから、外国人はよほど努力しなければ馴染めないのが当たり前である。これは日本人が海外に行く場合も同じだ。人数が少ないうちは「特別枠として」存在を許容されても、数が増えすぎて一般的な存在になれば、一般的なのだから、同じ文化の中での振る舞いを期待されることになる。
いろいろと私の意見を書いてきたが、とはいえ実際のLGBTQ+当事者は、リベラルな価値観を持っていることが多い。私としても、政治には優先度があるとは言え、いつまでも永遠に後回しにされるのでは困る。
LGBTQ+コミュニティのイベントに政治家が参加していると右翼からは叩かれるが、多くの当事者たちはリベラルなので、私の立場は複雑だ。右翼と左翼の両方に対して「いや、これは違うんだ」と思いながら、イベントに参加したり投票したりしているのである。
