サヨナラ二十代前半

あと少ししたら、25歳=二十代後半になってしまうので、節目になんか書きます。

大人になれてよかった

そのへんの一般人ではありますが、私の人生を軽く振り返ってみます。

0~19歳の20年間と、20~24歳の5年間、どっちが充実してた?と言われれば、

さっきまでの5年間!!!

…と、即答です。

乳幼児の頃は記憶がほとんど無いのですが、幼稚園から16歳ぐらいまでは、毎日しんどい日々でした。学校も家も辛く、心を殺すことで生きながらえる他なかった、暗黒の時代でした。まだ脳が未発達で言語能力やコミュ力が低かったのも一因ではありますが、一般的な学校という施設は、ことごとく私に合わなかったんでしょう。杭を出す気を削がれ、残念ながら“良い子”に育ってしまって、我慢ガマンの連続でした。

16から19はというと、薄〜い時間でした。学校に行けなくなり(ようやく行くのをやめた?)、人生がどうでもよくなった時期。何も考えず、夕方に起き、明け方に眠る生活。一般的な認識としてはこっちが「暗黒時代」「黒歴史」ですが、本人の感想としては「薄いグレー」って感じです。「空白」「empty」なイメージです。黒いのは4~16歳の方ですね。

20歳になる直前にChildren Of Bodomというメタルバンドに出逢って、そのバンドの作品を買うためにバイトを頑張る、ここからが私の第二の人生ですね。

COBのために働いたり、絵を描いたり、友達を作ったり。今まで「出したかったけど出せなかった」「出す機会がなかった」勇気や根性、「暑苦しいもの」を向ける対象が、ようやく見つかったわけです。

22歳で、専門学校に入学。グラフィックデザインを学びました。もう精神的にも寛解して、人生に対する吹っ切れもついていたので、杭を出してどんどん頑張りました。杭を出しても打たれない環境の中で、技術はもちろんのこと、コミュ力や精神力も鍛えられました。ずっとやらずに我慢していたリーダーも務められて大変楽しく、「学校=クソ」という式は過去のものとなりました。

で、ついこの間、社会人になりました。それを機に、一人暮らしも開始。会社では勉強したデザインを活かして、毎日一生懸命働いています。今のところは、充実した良い日々です。

今後どうするか?

今までは学校にいたので、3年ぐらいで自動的に「次のステップに行きましょうね〜」という区切りがありました。

でも、社会人にはそういう区切りがありません。いつ次のステップに行くかは、自分で決めるのです。

デザイナーは、転職・独立してナンボの職業です。別にしなくてもいいんですが、私には「ずっと同じ会社で働き続ける自分」が想像できません。

一方で「個人事業主の自分」はなんとなく昔からイメージし続けているので、放っておいてもそのうち独立しそうです。気がするだけですが、勝手にそういう生き方に流れて行きそうなのです。まあ良いんじゃないでしょうか。

あと唐突ですが、お寺の清掃バイトをしてみたいですね。

己の人生哲学を深める

哲学・真理・世界・生命…。考えても分からないし、調べても分からないし、結局誰も核心から完全に納得はさせてくれません。今のところ私の中では(今のところ!私の中では!なんと不安定なことだろう。)「諸法無我×認知的閉鎖」が解答ですが、そう思ったところで「で、どう生きる?」「でも納得感がないぞ」って感じです。

私というやつは「“何か”が分かれば、納得感があるはず」と思い込んでいますが、実は納得感はあまり関係ないのかもしれないですね。人間の能力的に、納得できないのかもしれない。困ったものです。

考えずにはいられない脳に生まれ落ちてしまったので、これからも自動的に考え続けることでしょう。

宇宙100億年の歴史の中で、たった400万年の人類の歴史、その先端で作られた時間単位、それに絡め取られる私。「二十代後半になってしまう」という言葉の無意味なこと!でも、「今の私の生活」にとっては、意味を認識しうる響きだ。