チルボドの最終公演
私の一番大大大〜好きなメタルバンド・Children Of Bodomが、突如、現体制最後のライブを発表した。すなわち、解散ライブである。
これは…
い… 行かねば…！
オタク特有の謎責任感を発動させ、ライブチケットと航空券を購入。そして知り合いのヘイトクルー(COBファン)仲間・R氏と一緒に旅をする運びとなった。R氏は英語が非常に堪能なうえ、フィンランドへの渡航回数はナント9回目という強者。そんなわけで、今までの一人旅より相当安心感のある旅となる。
普通に仕事してたら行けなかったのだが、転職活動が一段落したタイミングだったので奇跡的に行けることになった。ちなみにR氏はフリーランスなので融通が利く。
12/11、12、15日のライブに参戦するので、10日に日本を発ち、16日にフィンランドを出る、およそ一週間の旅が始まります。
日本出発〜Tampere
朝の4時に起きて成田空港行きのバスに乗り、揺られること数時間。
成田空港にて両替(80ユーロ)を済ませ、R氏と合流し、チェックイン、からの出国。まあ日本の中では何の問題もないな。出国ゲートの殺伐とした雰囲気は独特だ。
飛行機が出発！さっそくシートベルトをしようとすると、隣の外国人男性(推定30歳くらい)が「それは僕のベルトだと思うな！HAHA」とツッコミ。間違えて隣のシートベルトを掴んでいた。ゴメンゴメンw
機内食の量がずいぶん多かったり、後ろの席のおばさん達がずっと喋っていたりしたが、30分ほど遅れてヘルシンキ国際空港に到着！！着弾！！
…したはいいのだが、ここでアクシデント発生！プチ迷子になり、何故かスーツケース受け取り所に行けない！！R氏と2人でウロウロした結果(私は後ろを着いていっただけだが)、空港係員のおじさんが登場。裏口を回り、スーツケースが流れてくる所に連れていってくれた。…よくあるのかな？我々の他にも同じ状態の日本人いたしw
すぐにスーツケースはやってきて、無事にアクシデント解決(？)。これは正直私一人ではかなりクリアが難しい問題だったと思うので、R氏には圧倒的感謝。初っ端からなかなか面白い体験ができた。
電車のチケットは事前にネットで購入した。改札はないが検札あり。Helsinki→Tikkurila→Tampere とVR(電車)を乗り継ぎ、無事ホテルのあるTampereに到着。夜になると寒さが強まり、なかなか身にこたえた。
時差もありかなり疲れたので、この日は特に出かけることなく就寝。
Tampere観光
2日目。R氏と街歩きがてらタンペレ大聖堂に行く。本当は11:00から入れるようだったが、10:00過ぎに着いてしまう。でも中の人が優しかったので、入れてもらえた。
タンペレ大聖堂はとても美しく、静謐な空間に入った瞬間には鳥肌が立ったほどだった。
街中でクリスマスマーケットみたいなのをやっていたので覗いてみた。色々な屋台が出ていた。
その後、タンペレ在住の友人A君と数年ぶりに再開。彼はフィンランド人だが日本語が喋れるので、これまた私は楽をしたのであった。
A君の案内で、カレヴァ教会に行った。外観はビルのようで教会には見えないのだが、中はなかなか綺麗な教会だった。
A君と別れてホテルに一旦戻り、ライブの準備。開場時刻のかなり前にライブ会場に行くと、列の先頭集団は日本人だらけw
開場後のセキュリティーチェックでモタモタしていたら係の人に舌打ちされたりしたが(こんな感じの人はこの人だけだったのでフィンランド人は基本的には優しい)、なんとか最前へ。
チルボド Tampere公演！
前座のBloodred HourgrassとBrymirを経て、いよいよCOB！
最初のAre You Dead Yet?の次は新曲・Under Grass And Clover！In Your Faceの次はPlatitudes And Barren Words！その後もフィンランドツアーのセトリをなぞる。
フィンランドでのCOBライブは、熱気は日本と同じくらい凄まじいが、後ろからの押しが全くなくて驚いた。チルボドなのに押さないしサーフもない。モッシュはHCDRの時にアレキシが「しろ！」と指クルクルのジェスチャーをやってたが。
流石に40歳になったアレキシはヤンチャをしない。ジャンプ、キック、毒霧噴射、ギター舐め、ギター回し、どれもしなくなって、あぁ年取ったんだなぁと感じる所があった。
あと、日本で買っておいたサンタ帽(110円)をステージ上に投げてみた。アレキシ被ってくれるかな？と思って挑戦したが、拾ってはくれたものの被ってはくれなかったw 5年前なら被ってくれたのだろうか…サンタさんアレキシチャレンジ失敗w
途中から外国人女性が最前に無理やり割り込んできて、アレキシに延々と投げキッスをしていた。お、おう…。
終演後、物販でフィンランドツアーTシャツを購入。他にも多くの種類のマーチがあった。クロークの大渋滞に巻き込まれながらも、ホテルに帰還。
COBのライブはいつも、なんとなく現実感というか実感が薄くて、アッという間に始まって気付いたら終わってしまう。アレキシ達は目の前にいるのだが、どうも「本当か？」みたいな感覚になりがちである。
次の日はTurkuに向かいます。続き→COB最終公演を見にフィンランドへ行く②